全日本女子バレーボールの今日、そして明日 〜東京オリンピック編〜

装い新たに東京オリンピックに向けて歩む全日本女子バレーボールチーム。当ブログでは全日本女子バレーボールチームに関する情報を、全日本女子バレーボールチーム活動時期、並びに関連情報を筆者の独断と偏見で掲載いたします。

2019年01月

すでにご存じの方も多いとは思うが、今年2019年のバレーボール主要大会が発表されている。

本稿では全日本女子バレーボールチームと密接に関わる国際試合についてその内情を紐解く。

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全日本


まず、着目していただきたいのはアジアクラブ選手権の時期が4/27~5/5と早い。
こちらは全日本の活動とも多少なりとも関係がある。

何しろ、Vリーグオールスター戦が4月20日(土)、21日(日)なので、その翌週。
しかも、恒例の黒鷲旗大会が5/1~6とまるっきり時期がかぶっている。

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昨年のリーグ優勝は久光製薬スプリングス。
恐らく、アジアクラブ選手権に出場するものとみられるので、黒鷲旗大会は回避するものとみられる。

こうした背景を踏まえると全日本の始動時期は遅くなると見られる。

また、昨年は夏に執り行われていたモントルー・バレーマスターズ。
これまで主要国際大会以外への出場にはあまり積極的でなかった中田ジャパンだが、今年は同大会に初参戦。

始動が遅い分、モントルーは肩慣らし用のぶっつけ本番になりそうだ。
その直後からネーションズリーグへ参戦。
長い海外転戦がはじまる


更に全日本シニアは今年、ワールドカップの最終調整としてアジア女子選手権大会を選んだ。
昨年のアジア競技大会が不本意な4位で終わったこともあり、今年はこの大会を以てワールドカップに臨むこととなる。

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尚、今回のワールドカップは主催国である日本が東京オリンピックへの出場権を保持している関係上、その不公平さを鑑み、オリンピックへの出場権は付与されない。

純粋に三大大会のひとつとして扱われる。

尚、今季は世界ジュニア、ユニバ、ユースの三階級で大会がある。
例年、4月と8月は比較的バレーボールの閑散期だが、今年は退屈することはなさそうだ。

昨年までとは違い、年間で4つの国際大会への出場を行い、積極的に海外遠征を試みる中田ジャパン。
昨年の世界選手権で相応の手応えを摑み、今年は習うより慣れろの実戦形式で挑むようだ。

Vリーグも4月まで活動があり、例年にもまして活動開始が遅い全日本。
東京オリンピックに向けて手応えはどうか?
真価を問われる1年となりそうだ。


全日本女子バレーボールチームのコーチ、フェルハト・アクバシュコーチの退任の余韻冷めやらぬ中、新たな内紛が急浮上している。

今度は女子ではない、男子だ。  

以下はスポーツ報知に掲載されている内容を部分抜粋、加筆する。  

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〜昨年11月に行われた日本バレーボール協会の臨時理事会後の記者会見にて、嶋岡健治会長が理事に一任され、全日本男子・中垣内祐一監督(51)の続投したことについて、複数の理事が「会長に一任していない」と16日の理事会で追及することが15日、分かった。  

この理事たちは「理事会では一任するという表決も挙手も行っていない。中垣内監督の任期は3月31日までというのを聞いて、継続審議だと思っていたので、報道を見て、びっくりした」と口をそろえる。一部では「監督候補選考委員会で決めきれなかったので、理事会で審議することになったはずなのに、こういう発表の仕方では、協会のガバナンスを問われかねない」と危機感を抱く理事もいる。  

嶋岡会長が会見で、ブランコーチが事実上、全日本の指揮を執り、中垣内監督がチームのコーディネートを行っていることを明らかにした点についても「それなら、中垣内氏が監督である必要はないのでは」と理事の一人は指摘する。

また、その際に今年10月のW杯で成績が悪くても、東京五輪までの指揮官の続投を明言。

「東京へ向けて、最善の策を尽くすのが会長の役目。それを最初から放棄しているようなもの」とある強化関係者は厳しい口調だった。  

中垣内体制継続を受け、スポンサーがつかないという弊害も出てきている。東京五輪に向け、サポートの意向を示していた大手メーカーが、人身事故などマイナスのイメージのある指揮官に難色を示し、“商談”がまとまらなかったという。  

その一方で、協会は財政悪化のため、個人登録料値上げに踏み切ろうとしており、反発の声も上がっている。

「車メーカーなどもコンプライアンスの観点から、スポンサーにはついてくれないでしょう。協会幹部は自分たちでお金を作れないのに、そのしわ寄せを競技者に押しつけていては、バレーから離れていく人が増えていってしまう」と嘆く関係者もいる。  

15日の理事会で、嶋岡会長が監督人事について、明快な説明を行い、理事全員が納得のいく決定方法を示せなければ、会長の責任も問われる〜


ここに来て、何だか面倒くさいことになってきた。

女子はヘッドコーチたるフェルハトさんが抜け、男子は実質指揮を取るブランコーチが主導権を握り、中垣内監督は悪い言い方をすればお飾りの監督だと言う。

今回の異論については「何で今更?」という気がしないでもない。

そもそも、中垣内監督就任に際し、直前の交通事故があって一頓挫してからの就任ということもあり、その間ブランコーチが陣頭指揮を奮っていた経緯がある。

こうした背景を踏まえると、中垣内監督が主導権を握り難い状況があったことは否めない。何より、今になって事故のことを蒸し返すぐらいなら、何故中垣内監督就任に拘ったのか、意味がわからない。

結局は昨年の世界選手権での赤字を踏まえ、お金が集まらない状況が火種とも取れなくない。

何より、この数年。誰が会長になっても脚の引っ張り合いが収まらず、日本バレーボール協会はいつまで経っても一枚岩になれない。

上の人事がこうグラグラしていては、肝心の選手たちの気が削がれる。目先の利益ばかり追求せず、選手が安心して試合に臨める環境を作る方が先なのではないか?

どうも内紛が多く、やることに一貫性がない。
結局はお金の問題。これが解決しないことには、しばらく、この脚の引っ張り合いは続くのかもしれない。

今年2019年の全日本選手発表は4月のオールスター戦前後の見通し。

もし、中垣内監督の任期が本当に3月31日までなら、2019年の全日本男子は別な監督が指揮することになる。だとしたら、ブランコーチが監督に昇格する可能性は高いが、そのブランコーチでも成績不振だった場合、2020年の全日本男子は一体どうなるのか?

今は全日本のオフシーズンだが、この調子では2019年全日本は始動までコート外の話題が多くなりそうだ。

とにかく、理事会は本日。
フェルハトコーチ退任も含め、近日中に正式な見解が出るだろう。

どうなることやら。



激震が走った。

2017年の中田ジャパン新体制になってからコーチを務めてきた、現CSMブカレストの監督を務められるフェルハト・アクバシュさんが全日本コーチを退任されることが発表されたからだ。

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その理由は日本代表コーチとルーマニアの女子チーム「CSMブカレスト」で監督の兼任が難しくなったこととされる。  

フェルハト・アクバシュさんのコメント

「この2年間とてもよい結果と時間を過ごさせてくれた日本のバレーボールファン、選手、日本バレーボール協会、そして日本の友人たちにこの場を借りてお別れをしたいと思います。この素晴らしい思い出を忘れることはないでしょう。日本の国旗を胸につけることは私にとって誇りでした」

これは余り、歓迎されるべきことではない。

これまで、全日本女子バレーボールチームは中田監督の直接指示以外、殆どがフェルハトコーチにより陣頭指揮に任せており、まず陣頭指揮をするコーチがいなくなるということは、全権が中田監督に移行する、或いは別のコーチが就任することを意味する。

そればかりではない。
フェルハトコート退任に伴い、日本バレーボール協会がどのような条件提示をしたかは不明だが、フェルハトコーチが他国のコーチに就任した場合、全日本の内情が筒抜けになる。

何よりも体制がようやく固まってきた矢先の退団とあっては、この先の前途に不安が感じられて仕方ない。 

フェルハトコーチを慕って、同チームへの移籍を決めた田代佳奈美選手、井上琴絵選手の心中も穏やかではないだろう。

正式な発表は日本バレーボール協会より何らかの形であるとはおもうが、東京オリンピックまであと二年を切った中、早くも暗雲が垂れ込めてきた。

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