ヨーロッパの各チームが欧州ナンバーワンを懸けて争う欧州選手権。

いよいよ大詰め、準決勝。



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こちらは2年に一回の開催。
過去5回の大会ではロシアが2回、イタリアが2回、セルビアが1回優勝している。
優勝チームはワールドカップ、ワールドグランドチャンピオンズカップの優先出場権を持つ。

既にロシア、セルビア、トルコ、イタリア、アゼルバイジャン、ドイツなどが来年の世界バレーの出場権を獲得。

2018年を前の前哨戦にあたる。

・過去5年の優勝チーム
2007年:イタリア
2009年:イタリア
2011年:セルビア
2013年:ロシア
2015年:ロシア


・実施期間
2017年09月22日(金)~10月01日(日)

・開催場所
アゼルバイジャン:バクー
ジョージア:トビリシ、ギャンジャ


・競技方法

プールをA〜Dに分け、一次リーグを闘う。
各プールの上位1チーム4とプレーオフを勝ち抜いた4チーム、合計8チームが決勝トーナメントに進出。

5-12位プレーオフを行う。
13位以下の順位決定戦は行わない。



・出場チーム
A組 :アゼルバイジャン・バクー
出場チーム:

アゼルバイジャン
ドイツ
ポーランド
ハンガリー


B組:ジョージア・トビリシ

出場チーム:
ジョージア
イタリア
クロアチア
ベラルーシ


C組:アゼルバイジャン・バクー

出場チーム:

ロシア
トルコ
ブルガリア
ウクライナ


D組:
アゼルバイジャン・バクー

出場チーム:
セルビア
オランダ
ベルギー
チェコ





・大会日程
09月22日(金) 第1日 1次リーグ
09月23日(土) 第2日 1次リーグ
09月24日(日) 第3日 1次リーグ
09月25日(月) 第4日 1次リーグ
09月26日(火) 第5日 プレーオフ 
09月27日(水) 第6日 プレーオフ
09月28日(木) 第7日 準々決勝
09月29日(金) 第8日 準々決勝 ※終了

09月30日(土) 第9日 準決勝
10月01日(日) 第10日 3位戦、決勝戦


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まず、準々決勝2日目の結果から。


9月29日(金) 第8日 準々決勝

アゼルバイジャン・バクー


アゼルバイジャン
3-0
(25-20 25-18 25-21)
ドイツ

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ロシア
0-3
(25-27 18-25 20-25)
トルコ

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・ベストスコアラー BOZ Meryem選手(トルコ) 23得点




これでイタリア、ロシアが準決勝前に姿を消し、準決勝はオランダ、セルビア、アゼルバイジャン、トルコの4チームにて争われます。

ヨーロッパの勢力図が大分入れ替わったような気がします。


名将ジョバンニ・グイデッティ監督率いるトルコが早くも復活。ベスト4に駒を進め、リオで銀のセルビアと対戦。エース・ラヒモワ選手率いるアゼルバイジャンとオランダが激突。

いよいよクライマックスです。

オランダとセルビアならリオの上位組同士の順当な対決。

正直、この中ではトルコが見劣りする気もしますが、ロシアをストレートで破るあたり侮れません。ジョバンニ監督の采配は如何に?

成り行き次第ではセルビアとアゼルバイジャンというドリームカードも。ラヒモワ選手とミハイロビッチ選手の打ち合いも見られるかもしれません。

いよいよ大詰めを迎えた欧州選手権。


・今日の対戦日程

9月30日(土) 第9日 準々決勝

DK-WQ-SXoAA_BOc


オランダ
3-2
(20-25 25-19 25-19 25-27 15-12)
アゼルバイジャン

NED-AZE


NED-AZE


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第一セット、ラヒモワ選手を中心にミドルを交えて攻撃するアゼルバイジャンが先制。しかし、組織だった攻撃と守備力、総合力で上回るオランダが第二、第三セットを奪い逆王手へ。
第四セット、中盤からYAGUBOVA選手のサーブで切り崩したアゼルバイジャンが21-21の同点に追いつくと、この混戦を制し27-25でフルセットへもつれ込む。
最終セット、流れをつかみ掛けたアゼルバイジャンだったが、オランダが踏ん張り、最後はブロードでとどめを指し、オランダがプレーオフから甦り、決勝進出を果たす。

・ベストスコアラー
ポリーナ・ラヒモワ選手(アゼルバイジャン) 38得点

アゼルバイジャンのレセプションがもっと固ければと思うと、ラヒモワ選手にとって残念な結果となった。総合力ではまだまだオランダが一枚も二枚も上。






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セルビア
3-0
(25-17 25-12 25-21)
トルコ

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SRB-TUR


第一セット序盤からリードを奪ったセルビアが25-17で先制。これで勢いづいたセルビアが続く第二背セットもトルコを圧倒し、セットを連取。第三セット、食い下がるトルコに対しサーブ攻勢で突き放したセルビアが最後はブロックで止めをさし、3-0のストレートでセルビアが決勝戦進出を決めた。

・ベストスコアラー ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア) 23得点

まだ新体制1年目のトルコでは、現時点ではリオ銀のセルビアには厳しかった。セルビアは下馬評通り決勝戦に進出。









・明日の対戦日程

10月1日(日) 第10日

3位決定戦

アゼルバイジャン
vs
トルコ



決勝戦

オランダ
VS
セルビア


最終的にはリオデジャネイロオリンピックの2位と4位という順当な組み合わせの決勝戦となりました。

欧州王者が明日、決まります。
メダルマッチの2試合が組まれる最終戦。
どうぞお楽しみに。