全日本の選手として目立つことは少なかった。
ミドルブロッカー受難という時期も悪かったかもしれない。

活躍期間こそ短く、地味だったかもしれないが、要所での活躍が光ったのは平井香菜子選手。

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出番はロンドンオリンピックの世界最終予選。
山本、井上選手といった主力の相次ぐ故障により平井選手に白羽の矢がたった。

得意技はスピード感溢れるブロード。
ロンドンオリンピック本線出場こそ果たせなかったものの、存在感を示した。

第二期眞鍋ジャパンのメンバーにも選出されるも、チームはMB1〜ハイブリッド6という新戦術が試され、ミドルブロッカー受難の時期を迎えた中、平井選手は第一線から退いた。

183cmの長身と最高到達点306cmと全日本の水準を見事にクリアした筑波大学卒の俊英。

惜しまれる選手のひとりである。